飲める酒屋(角打ち)を筆頭に、
飲めるスーパーマーケット、飲める魚屋、飲める駄菓子屋などなど。
通常の営業形態に「そこで酒が飲める」という要素が加わった、いわばハイブリッドな「飲める〇〇」。そんなワードに妙に惹かれてしまう。
川崎に「飲めるプラモデル屋」があると聞き、やってきたのが「千里屋酒店/ヤマダモケイ」さん。

もともとはプラモデル屋と酒屋をそれぞれ営んでいたそうで、それが今では見事にガッチャンコ。「飲めるプラモデル屋」として営業しているわけだ。
夕方になると、隣の小学校の下校時間と、近くの競輪場帰りのおっちゃんたちが入り混じる、独特な空気感と立地。
かくいう私も、まだピュアだった小学生の頃、ガンプラやミニ四駆をおもちゃ屋で買っては組み立て、飽きもせず眺めていた。そんな子どものワクワクと、ギャンブラーのエネルギー源であるアルコールが同居する、ワクワクスポット。
常連さん(大人)にだけ、2階のプラモデル置き場を案内してくれるらしい。私が通ってきたSF系などの「キャラクターモデル」は置いておらず、船や鉄道などを忠実に再現した、「スケールもの」専門のようだ。

コロナ前はL字カウンターをフルに使って飲めたそうだが、今はドリンク冷蔵ケースの上で、こぢんまりと飲むことしかできないようだ。
というわけで、30分——いや20分一本勝負。
ドリンクは、下段にキリンラガーの大瓶がずらり。上段には、呑兵衛御用達の宝焼酎ハイボールなど、厳選された缶が並ぶ。


まずは焼酎ハイボールドライをプシュッと始める。

アテには、大人も子どもも大好きな、えびせんとさきいかのエビイカコンビ。
「ガンガン飲めちゃうよ」と大将。プラモデルを眺めながら、子どもがカルピスを飲むように、スイスイと進んでしまう白鶴の大吟醸。

ほろ酔いで気分も上々。長居は無用とばかりに、お会計!
私自身、これまでスケールものは通ってこなかったが、見れば見るほどその魅力に引き込まれる。いつもは管を巻きながら飲んでいるおっちゃんも、ここでは童心に帰ってしまう。
そんな不思議な力を持った角打ち店で大人の放課後を満喫させていただきました!

千里屋酒店|ヤマダモケイ
〒210-0012 神奈川県川崎市川崎区宮前町9−7



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