港町として歴史の古い根室。北海道の大都市「札幌」や「旭川」よりも古い歴史を持ち、函館に次ぐ由緒ある街。
ネットの情報だけではなかなか見つけられない、街に根付いた“絶景酒場”を探して、明るいうちから飲み屋をぶらぶらと散策。

銘店のオーラを放つ「長兵衛」さんの口開けを待つことに。
根室「長兵衛」

18時過ぎ、ぬるっとオープン!
薄暗い店内にはL字のカウンターといくつかの座敷、奥にも宴会席がありそうな、懐の深い老舗酒場。
奥に進むと、石油ストーブの香りが壁に染みついていて、北国の名酒場特有の空気に包まれ、ほっと落ち着く。
聞くところによると、1935年(昭和10年)創業。現在は二代目のご夫婦と、三代目にあたる息子さんで営業中とのこと。
根室では文句なしの最古参で、この土地を90年以上にわたり見守ってきた、まさに根室を代表する酒場。見つけちゃいましたね。

ケヤキのかっこいいL字カウンターのショーケース前をゲット!
店内には、1メートル以上ある存在感たっぷりのボンボン時計や、見たことのない海の幸であろう謎のオブジェが飾られている。

そして、日本の領土である北方領土からもっとも近い街「根室」。店内には「返せ!北方領土」の大きなパドルが掲げられており、この地域ならではの熱気が感じられる。

チューハイ
チューハイでスカッとスタート。

串焼き
なんこつとアスパラ巻きをオーダー。
薄味でペッパーのきいた、肉付きのいいヤゲンが上品。
オーダーは2本からだったが、残り1本ということで、アスパラの豚巻きをタレで焼いてもらった。

北海道の味の濃いアスパラを、旨みの強い豚バラで巻いた、北海道の恵みを感じる一串。
甘くてすっきりとしたタレが、酒を誘い込む。

炉ばた
「ホタテの塩ふり焼き」

隣町・釧路が発祥といわれる炉ばたから、ホタテをチョイス。大ぶりがふたつ、小ぶりがひとつ。バターと素材の旨みで昇天しそうな、上モンでした。
お燗
地元の銘酒「北の勝」を熱燗でもらい、すっかり酔っ払って、ほろ酔いフィニッシュ!

word used after one has been treated (esp. used after a meal)
お隣に座っていた黒帯の方と話が盛り上がると、なんとその方は、地元根室で「マルシェ・デ・キッチン」というスーパーを経営されている社長さん!
翌日、そのスーパーで売っている根室ならではの商品を、紙袋いっぱいにホテルまで持ってきていただきました。勝手ながら、アニキと呼ばせていただきます!
根室の老舗酒場で飲むことができた上に、一期一会の出会いに感謝感激です!
アニキ、改めて本当にありがとうございました!
アニキからいただいた根室(北海道)の名産品の一部↓
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Store Information
長兵衛
時間:18:00~22:00
Closed: Sunday
住所:〒087-0051 北海道根室市緑町2丁目1

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