東部市場前「淡路屋直売所」
JR大和路線・東部市場前駅から北上すると、大阪市民の食を支える東部市場がある。そこからさらに10分ほど歩くと、目立つ緑のテントに年季の入った暖簾がかかった「淡路屋直売所」が現れる。

庇テントに赤ちょうちん、内照式の看板、積み重なったP箱。その出で立ちは、酒場好きなら思わず足を止めてしまう迫力だ。
ガラガラガラ〜(扉)
店内に入ると、長いラワンのカウンターがズドンと構え、奥にはテーブル席がひとつ。予約でいっぱいなのか、カウンターは半分以上空いているものの、ひとり飲みと伝えると「1時間程度なら」とのことで、なんとかギリギリ入れてくれた。

危ない危ない…平日でもこの予約の入りっぷり。駅から遠いが地元に愛される“モノホンの酒場”だと実感。密かにテンション上がりけりだ。
瓶ビール
ドリンクメニューがないので、まずは安定の瓶ビールから。

大瓶(だいびん)はアサヒ、サッポロ、キリンから選べる。
ばい貝
ホワイトボードとネタケースからメニューを選ぶ。迷いに迷って、ネタケースにあったばい貝をもらう。

8個入りで、中まできれいに出せるかの“8番勝負”。ひとり飲みにもってこいの相棒だ。甘めに炊かれた味付けが、食欲の導火線にチャカメカファイヤー!
煮込み
牛のあご肉とハチノスの韓国風煮込み。コチュジャンを加えて味変も楽しめる。

酒場ではなかなか出会えない、コスパ最強の絶品。生野に来たことを実感させてくれる、常連さんおすすめの一皿だ。

刺し盛り
刺し盛りを“軽く”盛ってもらう。

ハモ、〆秋刀魚、赤貝、つぶ貝、甘エビ、ハマチ、中トロ、赤身、タイ、うに、イカ!12人乗りグランドキャビン!
ネギトロ巻き
隣に座っていた地元町工場の社長に気に入っていただき、「食いねぇ食いねぇ」のノリで皿ごともらったネギトロ巻き。ネギトロ6、米4の贅沢な比率。

胃袋から直で飛び出た「うんまー!」の一言に社長もにんまり。食べさせたい気持ちがダイレクトに伝わる極上の逸品だった。
焼酎水割り
最後は社長がキープしていた焼酎を水割りでいただき、大満足のフィニッシュ!

ごちそうさま
味やホスピタリティはもちろん、常連さんのお店への愛情にも触れられる最高の空間。
一部で「生野の吉兆」と呼ばれているのも納得の実力派。
淡路屋直売所さん、そしてごちそうしてくれた社長!本当にありがとうございました!

メニュー

お店情報
淡路屋直売所
時間:16:00~22:00
定休:日曜日
住所:〒544-0011 大阪府大阪市生野区田島3丁目5−37

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