【ブログ/煮込ミスト】ここが私のアナザースカイ!東松山「大松屋」

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やきとりの街「東松山」

誰が決めたのかわかりませんが、日本三大やきとりのひとつに数えられる埼玉県東松山市。

東松山やきとりの特徴は、豚のカシラ肉に辛味噌を塗って食べること。お店によっては「もうけっこうです」とアクションするまで、ひたすらカシラが焼かれて皿の上に置かれる、いわばわんこそばスタイル。

そんな東松山やきとりの発祥が「大松屋」さんです。

東松山「大松屋」

店舗になる前は、寄居で屋台から始まった「大松屋」さん。朝鮮出身の先代の親父さんは、当初シロ(大腸)を売っていましたが、ある日、屠殺場で需要のない頭を丸ごと仕入れ、自ら捌いて串打ちをしていたそうです。さらには、その串まで竹から一本一本作っていたというのだから驚き桃の木だ。

東松山に店舗を構えたのが1951年(昭和36年)。1950年創業の上野「大統領」、赤羽「まるます家」、秋葉原「赤津加」など、戦後の混乱期に誕生したタフなこの世代は、今でも名酒場として名を馳せています。

そこから今の場所に移って40年。移転当時からあるピカピカのダクトは、毎日磨かれている証。

数年前は、開店直後に大女将が焼き台前に現れ、大女将の頭に次女がバンダナを縛る儀式から始まり、ひたすらカシラを焼く姿がたまらなく好きでした。しかし、4年前に他界され、今では次女が焼き手を担当し、長女と三女とともに三姉妹で営業しています。

初代の女将さん

カシラ

まずは問答無用で提供される名物「カシラ」がこちら。

白味噌ベースに唐辛子やニンニク、生姜などが入った、一度食べたら病みつきになる味噌を、これでもかというくらい塗りたくります。

カシラとカシラアブラ、そしてネギのコントラストが絶妙で、飽きることなく何本も食べたくなります。

大瓶ビールはキリンラガー。ドリンク類は基本的にキリンが多く、一途な関係がうかがえる。

煮込み

ハチノス、こんにゃく、大きめの大根が入ったピリ辛煮込み。見た目ほど辛さは強くなく、韓国唐辛子の赤さが食欲に火をつけ、カシラ串に拍車をかけます。こちらは冬季限定!

チューハイ

徳島の日新焼酎25度でつくる、厚切りレモン入りチューハイ。

見よ!このレモンの厚み!レモンの端っこは何に使ってるんですか!?と聞きたくなるほどの9mmベニヤ級!

追加やきとり

箸休めでキュウリを追加。ここにもべったりと味噌をつけまっせ!

チューハイにカシラ串、きゅうりのご機嫌ルーティーンに、最後はタンも追加して合計串6本でフィニッシュ!

ごちそうさま

東京でも「かしらや」として展開する川越の「若松屋」は、東松山「若松屋」とつながりがあるようで、その東松山「若松屋」の大将は、初代「大松屋」が寄居時代に営業していた頃の後輩だったとか。

かしら味噌を辿れば「大松屋」に行き着く、偉大なお店。ビガップ!ここが私のアナザースカイ!
※川越の「エース大松」はこちらとは無関係のようです。

辛味噌
日新焼酎

メニュー

お店情報

やきとり 大松屋

時間:16:15~20:00
定休:日曜日
住所:〒355-0016 埼玉県東松山市材木町23−14

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