日本三大焼き鳥の街「今治」
「日本三大焼き鳥」の街の一つとして知られている愛媛県今治市。綿織物や造船で栄え、商売人が多く、“せっかち”で待つのが嫌いな気質と言われる今治市民を満足させることから、通常の串に刺さった焼き鳥ではなく、鉄板の上で鉄の重しを乗せプレスして焼きあげるのが今治焼き鳥の特徴です。
皮焼きから始まり、センザンギと言われる唐揚げで終わるのが今治焼き鳥の定番コースと言われているそうです。
焼きどり世渡
昭和51年3月オープン。ご夫婦一代でもうすぐ半世紀になろうとしてる「焼きどり世渡」さんは、今治市民と観光客で賑わう人気酒場。大将のキャラクターといなし上手な女将さんの掛け合いがたまらない人情溢れる老舗焼き鳥屋さんです。
瓶ビールで乾杯
大瓶はキリンラガー、中瓶はスーパードライがあります。今回は弱気に中瓶で飲み始めます。
皮焼きからスタート
今治焼鳥の不動の1番バッターは皮焼き。「ウチの店来て皮焼き食べないと私、ブスーッとしちゃうよ。顔も見たくない」と大将。「まぁ、皮焼き食べてくれないと、焼鳥屋としては寂しくなっちゃう」と女将さん。自信の一品です。
パリパリな食感と歯応えある部分がたまらない。胡椒がきいており、甘ダレと絡み抜群にうまい!サービスのキャベツと交互に食べ完全にノッてきました!コレぞ今治焼鳥の不動の1番ヌードバー!
手羽先
こうなったら大将のおすすめでお願いします!すると出てきたのが手羽中が3本。絶妙な塩加減で「食べ終わったらお手拭きは変えてあげるから、手を汚して食べてね」の女将さんのお言葉に甘えて、真ん中から豪快に割ってむしゃぶりつきます。
大将に「食べ方がきれいだ!合格」と褒めていただきました!
チューハイ
瓶ビールを飲み干しチューハイにシフト。ライムとレモンが選べたので、西日本を感じるライムハイをお願いします。
甘め!この感じも西日本を感じる!
レンコン
私がレンコン大好きなことを見透かされたのでしょうか、次に焼いてくれたのはレンコンのハサミ焼き。
心意気かピーマン肉詰めもつけてくれました。酢醤油をかけていただきます。
鳥ネギと砂ずり
鳥ネギと砂ずり(砂肝)を一本ずつ出してくれました。ここで初登場の串ものですが、串打ちも美しく食欲が止まらない!
お酒
ライムサワーを飲み干したところで、今治のお酒「山丹正宗」を熱燗でいただきます。
せせり
大将がお酒のお供にと出してくれたがせせり。玉ねぎと一緒に食べてと女将さん。熱燗との相性抜群です。
センザンギ
「センザンギより他のを食べてもらいたいから出しませんよ」と最初に言われ、残念そうにしていたら最後にひとつだけ揚げてくれました。このツンデレ感もたまらない!
ごちそうさまです
もうすぐ50年になる今治の老舗。この場所に移転してきたのは26年ほど前ですが、昨日竣工したかのようなキレイな外観&内観。毎日怠らない手入れがお店への愛を感じますね。大将は「一代でここまでやってきた。二代目はいないのでいつ辞めてもいい」と言っておりますが、素晴らしいお店は長く続けていただきたい!ごちそうさまでした!また必ず来ます!
メニュー
焼きどり世渡(せと)
時間:17:00-20:30(L.O)
定休:月曜、火曜
住所:〒794-0037 愛媛県今治市黄金町1丁目5−20
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