朝飲みできる酒場的食堂
昼から飲りたい気分の時は年中ありますが、朝から飲りたい日も年に数回あります。煮込ミストの名付け親である酒場の師匠玉袋筋太郎さんに教えてもらった「シームレス」は前日から飲んだ酒が抜けないまま朝を迎え、そのままシームレスで朝飲みへと乗り替わる荒業です。
市場飲みはシームレスにもってこい
そんなシームレスをするのにぴったりな酒場が大久保の淀橋市場内にある伊勢屋食堂さん。
早朝から市場内で働く人達が通う食堂が敷地内にあり、築地や豊洲はもちろん世田谷や足立、船橋の市場にも当然ある朝飲みできる食堂はどこもシームレスにはもってこいの市場内食堂です。
線路沿いの青果市場
大久保駅を降り、賑うコリアンタウンと逆側にズンドコ進むと淀橋市場があります。中央線の上り電車に乗っていると見える中野駅と新宿駅の間で見える青果市場です。
どこの市場も関係者でもない自分がゲートを入る時にちょっとだけドキドキするのが心地よく、普段は中に入れない小学校が選挙の時だけ入れるワクワク感と似ていたり似ていなかったり。
屋号が二種類ある
よく見ると看板と暖簾に書いてある屋号が違い、看板には「御食事 伊勢家」暖簾には「伊勢屋食堂」と二種類あります。看板は先代の時の屋号で、代替わりした時に屋号を変え「家」を「屋」にしましたが看板はそのまま残っており今は二種類表記があるようです。というわけで「伊勢屋食堂」が正解みたいですね。
働く人向けの食堂メニュー
お品書きは短冊の定番と黒板のおすすめがあり、市場で働く人にパワーをつける定食メニューが充実しています。丼もんも日替わりの刺身定食もあり”商い”が毎日通っても”飽きない”季節によって入れ替わるメニュー展開。アルコールは瓶ビールとお酒だけの黒帯仕様。
大瓶と定番の豚バラ生姜焼きで始める
とりあえず瓶ビール大瓶(900円)と定番メニューの豚バラ生姜焼き(800円)をいただきます。
( ´ー`)｡o○(生姜焼きは弱気にハーフで)
瓶ビールには漬物がバーターでついてきて、いくつかの漬物小鉢から好きなひとつを選ぶことができます。※ゴーヤの漬物をチョイス
昨日の酔いに今日の酔いが乗り替わりシームレスが完成。BGMの昭和歌謡が抜群に心地よく、聖子ちゃんや布施明、郷ひろみの音色が瓶ビールと生姜焼きに合います。
( ´ー`)｡o○(ネクストチューンが気になってきた)
人気の一品と日替わりの一品
来たら絶対に頼んでしまうのがトマトの酢漬け(200円)です。甘酸っぱい出汁酢に浸かった青果市場のトマトはジューシーを遥かに超えてジューハチーくらいイッています。
黒板のおすすめメニューからはコハダの刺身(800円)を選択。江戸前寿司の定番であるコハダも然ることながら添付されたタマネギや薬味のわき役達が最高にいい仕事をしている。
冷やで〆る
最後は月桂冠のお酒を冷や(500円)でいただきましてゆっくりフェードアウトしにかかります。ビアタンいっぱいに注がれたお酒は量が多めでうれしいですね。
健康のためシームレスはいったんこのあと解除。ちょっとだけ寝ます。
【伊勢屋食堂】
住所：東京都新宿区北新宿４丁目２−１ 淀橋市場内
時間：5:00～14:00(L.O)
定休：日・祝
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