【ブログ/煮込ミスト】東北で初めてホッピーを出した郡山「味の串天」の三冷ホッピーと煮込み

郡山「味の串天」

初代のおばあちゃんの時代に屋台から始まり、二代目が店舗を構えてから来年で70年。現在3代目ご夫婦が営む老舗酒場。

50年前から計画している道路開発の影響で5年前に立ち退き移転。

ちょうど私も郡山には再開発前に来た以来で、渋い酒場があった通りはまさに再開発の途中の風景。数件が立ち退かずで開発は進んでいるのか止まっているのかわからない街並みです。

以前の大箱からやや小さくなりましたが、当時使っていたカウンターなど、新しい店舗でも健在です。

黒ホッピー

ここで頼みたいのは東北ではなかなかお目にかかれない三冷のホッピー。

二代目(お父さん)がサラリーマン時代に浅草でホッピーに出会って以来、地元郡山でも飲めるようにと、酒屋に交渉を続けようやく配送費を自腹で払い提供できるようになった美しいストーリー。

ナカは地元、笹の川酒造の甲類焼酎を使い、他では飲めない特別なホッピーを飲むことができます。

もつ煮込み

大腸ベースで時々ガツとテッポー、こんにゃくと大根も入った臭みのない味噌煮込み。ネギがどっさりで、食べ崩していくドキドキ感も楽しめます！

やきとり

しっかり叩かれており食べやすい豚の喉軟骨は塩で。

ツクネとネギマはタレで。濃いめのタレがどっぷりかかったやきとりは酒が進む仕上がり。

ホッピー

もちろんお次はホッピーの白を三冷で。

氷入りのホッピーが飲みたければ、中外スタイルでもオーダー可能。

とは言え、こちらは三冷推奨の貴重なお店。大将も、ホッピー本来の味「三冷」で飲んでもらいたいそうですが、どうしても氷で割って飲みたい人が暴れ散らかしたらしく、やむ追えずメニュー化したそうです。素晴らしいですねー！そのホッピー愛！

ぐびっと飲み干し黒をもう一丁！

ごちそうさま

来年70歳の大将と東京の大学で知り合った女将さん。一見、愚直で頑固そうな大将ですが、話してみると気さくで楽しいご夫婦。競馬の話が止まりません！

「昔、近くにあったもつ焼き屋”味のじゅん天”さんは繋がりあるんですか？」とお聞きすると

「たまたま屋号が似ていた」だけでなんの繋がりもないようです。なんでも気さくに答えてくれるご夫婦、控えめに言って最高です！

メニュー

お店情報

味の串天

時間：17:00～23:00
定休：日曜
住所：〒963-8001 福島県郡山市駅前２丁目８−２２

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