角打ち発祥の街北九州
八幡製鉄所で朝まで働く労働者が仕事終わりに酒が飲みたい!そこで朝から営業している酒屋で飲み始めたのが角打ち発祥の由来になっているらしく、5年前には北九州市内だけでも100軒近くあったそうです。ワクワクしますねー。しかし、コロナの影響もあってか現在は65軒ほどに激減しているようで、一刻も早く行っておかねば!という事で北九州にやって参りました。
バナナの叩き売り発祥の地である門司港へ
まず最初に向かったのは九州最北端の港「門司港」。港からは本州が海の向こう側に見え、イアンソープなら2分くらいで着きそうな距離感。普段住んでいる本州なのに何故か嬉しく感じます。
そこからダラダラ歩くこと10分。寅さんがひょっこり出てきそうな路地裏にある「魚住酒店」に到着。外観はもちろん中もオーラたっぷりの老舗角打ち店。どっからでも来いと言わんばかりの堂々とした名横綱のような風格すら感じます。
いざ店内へ
小さな店内には旅人のおじさまがひとり静かに飲んでおり、奥の座敷から大将が出てきてお通しの枝豆をサッと置いて注文を聞かれます。うーん、この感じも寅さんっぽい。
日本酒をいただく
焼酎のイメージが強い九州ですが福岡や佐賀は日本酒造りが盛んに行われています。まずは地元北九州に蔵元がある溝上酒造のお酒を冷やで飲りはじめます。つまみは煮込みどころか小鉢すらなく駄菓子しかない潔さ。
では、かっぱえびせんをいただこう。うん、カッパえびせんがロングセラーである理由が頷ける。やめられないとまらない。冷酒でおかわり!
( ´ー`)。o○(カッパえびせんってこんなに美味かったっけ)
ごちそうさま
いやー緊張感あって最高だったなぁ。無音の店内とタイムスリップしたような空間で五感が研ぎ澄まされ、普段思いつかない面白いアイデアがザァザァ降って来る。ご利益でずぶ濡れになったところでお会計にします。もうちょっと居たいくらいで出るのがちょうどいい。
ちょっと遠いが何かに行き詰まった時またここに来れば道が開けるかもしれない。そんなマイパワースポットでした。さぁ二軒目へ!
魚住酒店 情報
住所:〒801-0833 福岡県北九州市門司区清滝4丁目2−35
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