【閉店】中野の100年酒場「魚料理 らんまん」が閉店閉店TwitterFacebookはてブPocketLINEコピー 2025.01.29目次中野「魚料理 らんまん」MAP中野「魚料理 らんまん」中野駅北口にある1922年(大正11年)創業の100年酒場「魚料理 らんまん」さんが閉店しました。長きにわたりお疲れ様でした。長きに渡り、お店をご愛顧くださり、誠にありがとうございました。「らんまん」は、店じまい致します。足繁く通ってくださった皆様には、心の底から感謝しております。お店の毎日は、みなさまの「美味しいね」が支えでした。そのひとことだけで、「明日もがんばろう」となれました。この店を愛し応援してくださった、そんなみなさまの笑顔が頭に浮かぶ度に申し訳なく思い、「いつまでも待ってますよ」そんな声に心がぎゅっとなり、ふとした折になんとも言えない切なさに包まれています。店じまいのお知らせで、みなさまの表情が曇るのでは、そう思うと、胸がはち切れんばかりです。私(店主)自身、数年前までお店のお客さんでした。実は当時の「らんまん」は、すったもんだがあり、存続できないという事態に追い込まれていました。それを機に、これまたすったもんだがあり、私は名ばかりオーナーになることになりました。しばらく、お店の中に入っていたこともありました。配慮と気遣いに溢れたご常連様で、お店が満たされていることを知りました。「おいしかったよ」と言ってお店を後にする皆様を見ていて、中に立っているだけの私まで誇りに思い、嬉しくなったのを覚えています。店主としては手前味噌となり甚だ恐縮ですが、一人のお客として、らんまんのお魚が食べれなくなる人生は、なんて虚しくつまらないものかと、心の中は悲しみに溢れています。一方で、らんまんが、私の人生にあって良かったと、心の底から思っています。ありがとう、らんまん、という気持ちです。嬉しいときも、悲しいときも、悔しさで溢れる夜も、どうにも切ない冬の日も、お店で一杯やっていました。らんまんに出会えた私の人生は、とても豊かなものでした。私が店主になったとき、最も古いご常連さまが、「ありがとう。この店を残してくれて」とおっしゃってくださり、その言葉が一つの小さな炎として私のなかに宿り、なんとかかんとか延命してきたのですが、それも数年でした、、、。皆様への心苦しさと自身の不甲斐なさが胸に突き刺さっております。そろそろ「らんまん」は、箸を置きます。一人のお客として、ご馳走様、らんまん。お店として、ごちそうさまでした、みなさまの笑顔。われわれ「らんまん」は、みなさまに出会えて、とっても幸せでした。感謝に絶えません。 皆様に心からの謝意を込めて。 らんまん 店主 板長 スタッフ一同nakanoranmanMAP魚料理 らんまん〒164-0001 東京都中野区中野5丁目59−10
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