【ブログ/煮込ミスト】秋葉原高架下の名酒場「しょっとおかめ」の閉業

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秋葉原の高架下にあるしょっとおかめさんが6月いっぱいで閉店されるとのことで行ってきました。

秋葉原で30年

高架下の立ち飲み屋

電気街やオタクの聖地としてのイメージが強い秋葉原ですが、駅を降りて昭和通りを渡ると雰囲気がクイっと変わり活気ある飲み屋街が広がります。総武線の高架下を浅草橋方面へ進むと笑顔いっぱいのおかめが看板に描かれた抜群にカッコいい痺れる外観のしょっとおかめさんが現れます。

ロックンロールな店内

店内の壁面にはロックバンド系のレコードやギター、大将と常連さんが楽しそうに写った写真がびっしりと貼られ、お店と常連さんのロックで暖かい関係を感じ取ることができます。この秋葉原のオタクカルチャーと「立ち飲み音楽酒場」が融合して他にはない異空間が高架下に広がっておりました。

居抜きで屋号も継続

今から30年ほど前、知り合いから居抜き物件のお誘いがあり、無一文でそのまま屋号ごと商売を始めた大将。そのエピソードがまさにロケンロー!開店当時は全くお客さんが寄り付かず大変だった期間があったようですが、昔のロック仲間やお客さんの口コミで徐々に噂が広まり、こんな個性的な名酒場へと成長したようです。

お酒も食事も最高の立ち飲み屋

L字カウンターとテーブルがいくつかあり、入ってすぐカウンターの端っこを確保。そこからキャッシュオン窓口にいる大将に好きなつまみとお酒をその都度精算してもらう角打ちシステム。

缶チューハイと春巻きからスタート

三段の冷蔵ショーケースには缶ビールやハイボールが上段に並び、中断と下段には酒好きがたどり着くタカラ缶チューハイシリーズがズラリと何種類も陣取っています。余計な物もなければ足りない物もない呑兵衛冷蔵庫の最終形態。

( ´ー`)。o○(なんていいラインナップなんだろう)

最初にチョイスしたつまみは、あんかけ野菜がかかってしんなりした春巻きがクセになる「春巻きの野菜あんかけ」(250円)

ボリュームたっぷりの漬物

次に頼んだのは柴漬け、白菜漬け、きゅうり漬けの3種が乗った漬物盛り合わせ(250円)


お酒のおかわりは缶ではなく大将がグラスに作ってくれる方の酎ハイ(280円)をお願いします。かなり濃いめで想定アルコール度数12%超え。どうやらこの濃さは名物になっているようでロックな常連さんも満足させるハードコアドリンク。

大満足のハンバーグ

普段食べないハンバーグにやたらと惹かれチーズインinハンバーグで〆ることに。チーズがとろけるボリューム満点のハンバーグの下にはスパゲッティが敷かれ、野菜も卵も添付されなんとビックリ400円。ランチでコレが食べられたら何も言うことがないほどの満足度。

黒帯のお客さん

大将の負担を減らそうと常連さんは空き缶やゴミはちゃんと分別して捨てて帰ります。SNSなんてやっていない常連さんが「〇〇さん、またどこかで会えるかな」と言って、このお店で当たり前のように会っていた日常がもう少しでなくなることを悲しみ、お別れしている姿を見て私もおセンチな気分になりました。ごちそうさまでした。長い間お疲れ様でした。

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