盛岡の角打ち
「いつか行こうと思っていた酒場が突然閉店してしまい、悔やんでも悔やみきれない」
最近は全国で名店が閉業し、こんな酒場あるあるをみなさん経験してるのではないでしょうか。
ずっと行きたかった盛岡の「平興酒店」さんと「細重酒店」さんはもっきりの二代巨頭。2023年に平興酒店さんは閉店し、結局行けず仕舞いに終わってしまいました。せめて閉業してしまった平興さんを見に行きましたがすでに更地になっておりました‥寂しい
「いつまでもあると思うな親と名店」と言うことで細重酒店さんへ。
細重酒店
酒場好きじゃなくてもしびれる荘厳な外観は130年ものでオーラたっぷり。一度見たら忘れられない立派な看板は写真で見るよりはるかに迫力がありますね。今は七代目の主人の女将さんがその看板を守っております。
女将さん曰く、酒類製造の許可があり、明治4年にはお酒を製造していた「細重酒店」さん。そこから酒屋となりもっきり(角打ち)もやり始め、今では居酒屋にお酒を卸すこともなく、角打ち一本で営業しております。
内装
外観だけじゃなく内側ももちろん最高です。畳の部屋はちゃぶ台や年季の入った家具があり、寅さんがひょこっと出てきそうな、映画のセットのような空間でお酒が飲めます。
人が住んでいるかのような温かさ、、と思ったら女将さんは今も2階に住まれているようですね!
熱燗
お酒は地元の「月の輪」というお酒で1杯280円。
この空間で飲むことによって安価なお酒も味わい深い高級酒に感じますねー!
以前、向かいにスーパーがあった時は、そこで買ったお惣菜を持ち込み、店内で広げて盛大に飲っていた人もいたそうです。細重さんにも缶詰や乾き物が売られているのに寛容ですねー。
息子さんが小さい時は、自宅(2階)の1階で酔っ払いが夜まで騒いでいて嫌がっていたようで、そんなエピソードもすんなり想像ができる酒場重要文化財。盛岡駅から距離はありますが歩いてくる価値のあるパワースポットです!
MAP
細重酒店
住所:〒020-0827 岩手県盛岡市鉈屋町3−4
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