【ブログ/煮込ミスト】荻窪の奇跡。口開けで高揚する「もみぢ」のカウンター

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荻窪「もみぢ」

1977年創業の49年目。間もなく半世紀を迎える荻窪「もみぢ」さん。駅から南へ歩くこと15分。環八近くにある、インパクト強めの外観と内装、そして何よりもアンビリーバブルな価格設定で、地元はもちろん、遠方からも客が訪れる荻窪の名物酒場です。

「もみじ」ではなくて「もみぢ」ってだけでワクワクする。

74歳になる大将は、250ccの単車に乗って豊洲まで買い付けに行くのがルーティーン。仕入れは週に一度、木曜日だそうで、品揃えが豊富な木曜が狙い目とのこと。

この日は火曜日、口開けの15時過ぎに到着すると、カウンターには酔っ払った地元の常連がポツンポツンポツンと3名。それぞれ1人客ながら顔見知りのようで、和気あいあいと共通の話題で盛り上がっていました。

そんな楽しげな空間の真ん中に、失礼しておじゃまします!

瓶ビール

まずは一番搾りで乾杯。夏の陽射しの中を歩いてきたあとの一杯はしみるぅ!

すると左右の常連さんがすぐに声をかけてくれました。どんな話だったかは忘れましたが、上から来ることもなければ、お店のこともいろいろ教えてくれて、居心地を最高にしてくれる方々です。

ふぐ刺し

ぐるりと一周、可愛らしく盛られたフグ刺しは、自家製のポン酢でいただきます。これがなんと300円。全国を見渡しても、この価格で出している店はまずないでしょう。安さの理由はハコフグではなく「しょうさいふぐ」だからだそうです。言われなきゃ、庶民の私に違いなんてわかりません。

しめさば

しっかり締められ、食べやすいサイズに切られたしめさば。こちらも破格の300円。

常連さんとの会話も弾み、もう一杯。

ふぐ骨酒

辛口の日本酒に、ふぐの尻尾部分がひっそりと入った骨酒。5杯はいけそうな、ふぐの存在感が頼もしい一杯。

うなぎ入り玉子焼き

卵を3つ使った、甘めのタレがかかった玉子焼き。中にはうなぎも入っており、ボリューム満点コスパ抜群の逸品です。

ウーロン茶割り

さらに常連さんがもうひとり加わりトークもリセットされ、カウンターはもう一段階盛り上がっていきます。

色々と酒を乗り換えてきたが、ウーロンハイを「終電酒」と位置付け、締めまで乗っかります。

締めの焼きそば

「ここの焼きそばが大好きなの」と常連の一人が注文していたので、それに便乗してオーダー。盛りの良さに驚きつつ、この内容で250円とは、もはや原価レベル!

3杯目の「終電酒」ウーロンハイで流し込み、大満足で終着!

ごちそうさま

常連さんたちがハケたあとの2回転目からは、満席必至の繁盛タイムに突入します。

ゆっくり飲みたいなら、口開けの時間帯が狙い目。明るいうちから感じのいい常連さんたちとの有意義な時間を過ごせて高揚(紅葉)できます!

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お店情報

もみぢ

時間:15:00~23:30
定休:不定休
住所:〒167-0051 東京都杉並区荻窪2丁目24−10

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