【ブログ/煮込ミスト】沖縄は隠れた煮込み天国!豚だけじゃない沖縄煮込み料理の世界

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沖縄の煮込み文化

沖縄の食文化は、琉球王朝時代から中国、東南アジア、朝鮮、日本との交流を通じて発展してきました。琉球料理は「ブタに始まりブタに終わる」と言われるほど豚料理が多く、豚肉や内臓はもちろん、耳や足、顔、骨、血までも余すことなくいただき、沖縄では昔から「豚は鳴き声以外すべて食べられる」と言われています。 また、豚肉以外にも山羊(ヤギ)や馬も、戦後の食糧不足や疲労回復薬として広く食されるようになりました。

さらに、具だくさんの味噌汁や骨汁、中身汁など「汁もの」が多い理由は、沖縄の気候が暑く湿気が多いため、汗をかいたり水分を失ったりすることが多く、塩分や水分を補うために汁ものが多く食されるようになったそうです。

動物の部位を「捨てずに余すことなく食べる」となれば、もちろん調理法は煮込みになりますよね!沖縄県は煮込み料理の宝庫!おすすめのお店と一緒に見てみましょう!

①中身汁

豚の大腸や小腸、胃などの内臓系をしっかり煮込んで何度も茹でこぼし臭みを取り、干しシイタケ、鰹ダシでさっぱり仕上げた「中身汁」は、スープ料理ですが沖縄を代表する煮込み料理でしょう!

ミルク「中身」

大衆食堂ミルク

沖縄そばや定食メニューが豊富な、牧志公設市場近くの老舗「大衆食堂 ミルク」さんの中身汁は、大腸小腸ガツに加えこんにゃく入りの具沢山スープ。あっさりですがご飯が進みます。店構えもしびれますねー。

「大衆食堂 ミルク」
〒900-0014 沖縄県那覇市松尾2丁目10−20

②てびち

てびち」は豚足の煮込み料理で、琉球王朝時代に中国からもたらされたものです。煮込みのほかに、てびちそばや、おでんにも入っており、こちらも沖縄を代表する煮込み料理。もともと、「テビチ」は豚足という意味ではなく「煮込み料理」という意味だったそうです!

うりずん「てびち」

うりずん

1972年(昭和47年)創業の栄町にある老舗居酒屋「うりずん」さん。琉球グラスでいただく泡盛と、やちむんに盛り付けられたトロトロの足てびちが最高です。

「うずりん」
〒902-0067 沖縄県那覇市安里388−5


おでん まつやま

40年以上継ぎ足し継ぎ足しの味。人生の半分をおでんに費した女将が一人で切り盛りしている那覇市松山にあるおでん屋「おでん まつやま」さん。形がなくなりそうなくらい煮込まれたてびちは絶対頼んでおきたい!

おでん まつやま

「おでん まつやま」
〒900-0032 沖縄県那覇市松山2丁目6−1

③軟骨ソーキ

沖縄そばの具材として有名な「軟骨ソーキ」は本ソーキ(骨付きあばら肉)近くの通称「豚バラ軟骨」を煮込んだ料理。軟骨の周りには肉も付いており、長時間煮込むとプルプル食感とお肉の旨味の両方が楽しめます。

なんこつソーキ

浜屋

嘉手納基地近くにある沖縄そば専門「浜屋」さん。豚・鶏・鰹の旨味が凝縮された抜群に美味いスープが、トロトロの軟骨ソーキと縮れ麺に絡む極上の沖縄そば。

「浜屋」
〒904-0113 沖縄県中頭郡北谷町宮城2−99

通販もやってます↓


④山羊汁

沖縄の伝統食のひとつ「山羊(ヤギ)料理」。肉用ヤギは15世紀以降に中国や朝鮮から渡ってきたのではないかといわれています。「山羊汁」は肉や骨、内臓を煮込み塩で味付けし、フーチバー(ヨモギ)やショウガを入れ臭みを消します。

山羊料理さかえ「山羊汁」

山羊料理 さかえ

1971年(昭和46年)創業の竜宮通りにある「さかえ」さん。ヤギ肉のほかに胃袋、心臓、肝臓、腸も入っており、山羊をしっかり感じるあっさりスープ。カラカラで飲む泡盛古酒が最高に合う~!

「山羊料理 さかえ」
〒900-0013 沖縄県那覇市牧志3丁目12−20

おまけ

馬の赤身を煮込んだ「馬汁」や豚骨を煮込んだ「骨汁」や「アヒル汁」「牛汁」など様々な食材を使った汁物もあります。

丸長食堂「馬汁」

豚足やバラ軟骨は本州でも食べられてますが、山羊の内臓を食べられるところはなかなかないですよねー。沖縄に行ったら是非味わってみてください!

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